高校ラグビーの予選では同点で試合終了のとき、どちらが次に進むかは抽選で決まります
全国大会でも同点の場合次に進むチームは抽選で決まります

第96回全国高校ラグビーフットボール大会東京都予選でも
11月13日、秩父宮ラグビー場で行われた決勝で、
第2地区の決勝は国学院久我山19-19明大中野が同点だったので
試合後の抽選で明大中野が27年ぶりの「花園」出場を、抽選で決めました

抽選で勝敗を決められてしまうのは選手に気の毒に思います

野球やサッカーのような延長戦はないの?
サッカーのようなPK戦がないのでしょうか?
PK戦はラグビーの精神に反するのでしょうか?

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高校ラグビーが抽選で決まるって!?

高校ラグビーの場合同点で引き分けたら抽選で決まるルールになっています
予選でも、全国大会でも引き分けの場合は抽選になっていましたね

花園出場を決めた明大中野の今井快キャプテンが

「久我山の北原璃久主将に『花園で頑張って』と激励され、東京代表としての責任を感じた」と目を真っ赤にしていた。
という記事を見ました
が、この抽選での決定は毎年疑問に思うルールです
この高校ラグビーの抽選のルールはなんとかならないのでしょうか?

高校ラグビー引き分け抽選はPK戦ではだめなの

調べてみると、抽選で決定するのは、日本ラグビー界の独特なルールのようで

ラグビー自体が、トーナメント戦ではなく、リーグ戦または対抗戦中心だったのでPK戦と言う概念が無かったようです

最近は、海外では、抽選はなく、PK戦を行っているようです

また、高校生ラグビーの試合の場合は、文部科学省管轄ということや
体力の消耗が激しいのでそれ以上のプレーは危険を伴います。
大会スケジュールがタイトであるため、ということもあるようです

春日丘(愛知)vs.尾道(広島)戦は2010年・2011年と2年続けて同点引き分けになり、2010年は尾道が、2011年は春日丘が2回戦に進んだこともありました

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高校ラグビー 同点優勝も

第90回全国高校ラグビー決勝は桐蔭学園31-31東福岡の同点引き分けで終了し、もちろんPK戦などなしに
両校優勝となりました

ラグビー 同点の場合 ワールドカップやトップリーグは

ラグビーはワールドカップが始まるまではトーナメント戦ではなく対抗戦(一戦必勝)という意識が非常に強かったスポーツですので、引き分けは引き分けである概念が非常に強いスポーツです。
昔から「引き分けだったらどうするか」ということを全く考えてこなかったスポーツですので、どうしようもないです。

ワールドカップで引き分けの場合

10分ハーフの延長戦を行います。
これで決まらなければさらに10分間のサドンデス。
これでも決まらなければPKならぬキック戦で決めるようです

キック戦はボールの置く位置を変えて=正面・左右15m方向から5人ずつ蹴るそうです。ラグビーの場合は、サッカーと違い、蹴れる人が限られているので、サドンデスになっても同じ5人が繰り返し蹴るそうです

トップリーグで引き分けの場合

トップリーグや日本選手権ではトライ数・ゴール数の順で決め、これで決まらなければ10分ハーフの延長戦があるようです。
決勝以外はこれで決まらない場合抽選となり、決勝では両者優勝になります。

最後に

調べてみると、体力の消耗もあるし、キッカーが限られているということもあり抽選という方法がいいのかもしれませんね
ただ、キャプテンはやっぱりどちらも気の毒な気はします。。。

いよいよ、全国大会です
ラグビーマガジン 2017年 01 月号 [雑誌]

⇒高校ラグビー組み合わせ抽選の結果はこちら

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