ラグビ-を見始めてよくわからないのがキックのルールでした
今でもよく混乱しますが^^;
タッチラインから外に出た場合、ボールが出たところで再開することもあるし、蹴ったところにもどるケースもあります
また、蹴り出したチームのボールになる時も、相手チームになる時もあります
試合の再開方法も、ラインアウトやクイックスローもあります
タッチラインを割った場合の再開のルールはどうなってるのでしょうか?
ラグビーのキックのルール
ラグビーを観戦していてわかりにくいキックのルールですが
整理してみると案外シンプルなルールなんです
タッチキックのルール
タッチキックの再開のルールで押さえておきたいのは
1.ペナルティキック(PK)かどうか
2.蹴った地点が自陣22mラインより「内側」か「外側」か
3.蹴ったボールが「ノーバウンド」か、バウンドしてからタッチラインを割ったか
という3点の組み合わせで決まります
ペナルティキックでタッチラインの外に出た場合
ペナルティキックの場合ゴールを直接狙うこともできますが
残り時間や点差、場所によってタッチラインの外にだしてマイボールで試合を再開できます
蹴った地点やバウンドしたかどうかは関係ありません。キックで大きく前進した上にマイボールで再開できます。マイボールで再開できるのはこの場合だけです。
タッチキックの蹴った地点が自陣22mラインより「内側」か「外側」か
タッチキックの蹴った地点によって
再開地点が「ボールが外に出た地点」か「蹴った地点の真横」か変わってきます
よく分からずに、ナイスキックと思ってたら、元の位置に戻ってプレー再開なんてことありますね
ボールを蹴り出した位置が22mラインの内側自陣側か外側相手側か、ノーバウンドでタッチラインの外に出たかバウンドして出たのかによって再開する位置が変わってきます
自陣22mラインより内側から蹴ったボールがタッチラインの外に出た場合
バウンドしたかどうかは関係なく
外に出た地点から、相手ボールで再開します
自陣深くに攻め込まれている時の陣地回復に有効な手段です
自陣22mラインの外側から蹴ったボールが、ワンバウンド以上してタッチラインの外に出た場合
外に出た地点から、相手ボールで再開
相手ボールにはなってしまいますが、陣地を前に出せるのは大きなメリットです。
自陣22mラインの外側から蹴ったボールが、ダイレクトタッチ(ノーバウンドでタッチラインの外に出た)場合
蹴った地点の真横から、相手ボールで再開
ということで、これは明らかにミスキックになります
蹴った地点の真横で再開するのはこの場合だけです。
ということで、改めてまとめてみると案外簡単でしたね
22mラインとキック
22mラインとキックの関係はこれで分かりましたね
ちなみに、22mラインは、ゴールラインから22mのところに実線で引かれているラインです
タッチキックからの再開
タッチキックからの再開はラインアウトをするケースが多いですが
相手チームが蹴って外に出したボールをノーバウンドで直接キャッチした場合などはクイックスローインとって
ラインアウトが形成される前にボールを投げ入れることができます
ボールを投げ入れる位置は、タッチラインを割った場所より後ろ(自陣側)であればどこからでもOKです
また、フリーキックやペナルティキックを得た場合は、
マイボールでのスクラムから再開させることもできます
2015年のワールドカップで日本が南アフリカに歴史的な勝利を収めたのはこのケースですね
ラグビーのフリーキックとペナルティキックの違いは?
フリーキックは直接ゴールを狙うことができませんがペナルティキックは直接ゴールを狙うことができるキックです。
ペナルティキック(PK)
オフサイドや危険なタックル等の重い反則があった場合に相手チームに与えられます。
フリーキック(FK)
スクラムでのボール投入時の反則があった場合等相手チームに与えられます。
ラグビーのキックのルールまとめ
いかがですか、案外キックだけならシンプルなルールでしたね
PKとFKになるのは反則の軽さ重さです
⇒ラグビーのペナルティについてはこちらにまとめています
ラグビーマガジン 2017年 01 月号 [雑誌]
復習しておくと
ペナルティキックでタッチキック:外に出た地点 バウンド関係なく マイボールで再開
22m内側のタッチキック:外に出た地点 相手ボール
22m外側のバウンドアリ:外に出た地点 相手ボール
22m外側のノーバウンド:蹴った地点横 相手ボール
これで、ラグビー観戦もばっちりですね